【実際どうなの?】ホテル専門学校のメリットと卒業後の就職
皆さんはホテルで働くための専門学校があることをご存知でしょうか。
フロントやベルを目指している人、一流ホテルでホテルマンになる目標がある人。そういった人たちが集まる専門学校ですが、実際は何を学んでいるのでしょうか?本当に現場で役に立つことなのか?就職には有利になるのか?今回はそんなホテルの専門学校についてお伝えしていきます!
何を勉強しているの?授業内容と専門学校ならではの魅力
就業科目として学ぶことは普通の専門学校と変わらず「座学」と「実技」に分かれます。さらに「実習」が追加されたものがホテルの専門学校の成り立ちです。
座学ではホテルの歴史や基本的なホテルの知識、外国語を学び、実技ではレストランでのサービス方法やベッドメイクを学んでいく事が一般的です。 また、将来マネジメントを担う人材育成の為、ホテル会計や簿記を取り入れている学校もあるようです。
そして実習では学校によって期間に差はありますが、2か月~6か月の間、実際にホテルで週5日8時間勤務を経験します。 これはホテルの専門学校でしか出来ない経験になります。 働いた分はきちんと給料が発生し、研修生として見られるのはほとんど最初の1か月でしょう。残りはプロのホテルマンと並んで働いて学ぶ。その経験が1番の収穫になり、現場での強みに繋がります。
専門学校での勉強では何が役に立つ?特に聞くべき授業とは
様々な方法でホテルについて学んでいますが、実際何が1番現場で役に立っているのでしょうか?
まずは『外国語』です。 ホテルに就職するとなると、必ず英語が付き物になります。ホテルに特化した専門学校であるため、ホテルで活用できる会話をピックアップし、重点的に学んでいきます。また、近年では中国人観光客がかなり増加していることもあり、中国語を必須科目として取り入れている学校もあるようです。
そして、どの学校も意外と力を入れているのが「マネジメント」です。就職してすぐに役立つ知識ではありませんが、マネジメントに関する知識を知っていることによって、どのようにホテルが運営されているのかといった根本的な理解に繋がります。
就職には有利なの?専門卒・大学卒の違い
専門学校は大体が2年制ですが、大学卒と何が変わってくるのでしょうか。
就職活動では学校側の全面サポートもあり、専門学生の就職率は毎年非常に高い水準です。 専門学校卒の求職者は、実習での現場経験は多くの場面で活かされています。実際、実習で経験した部署であれば仕事の流れもある程度理解しているため、企業にとっては「即戦力」に近い存在になるでしょう。 大学によってはホテル学科を有している大学もあり、そういった学科卒の求職者は専門学校卒の求職者と同じことが言えるでしょう。
実際に働いているの?実習の流れとその実態
専門学校ならではの魅力である実習では、一体何をどこまで行っているのでしょうか。
実習初日は人事の方と会社説明や制服合わせが行われます。お客様にとっては社員も実習生も関係ありませんので、身だしなみは社員同様厳しくチェックされます。説明やチェックを終えると各配属先へ向かい、現場で実習が始まります。 配属先は主に「ベル」「ハウスキーパー」「レストラン」になります。学校によって違いはありますが、限られた期間の中でこれらの部署を各々回る学校もあれば、実習期間中ずっと同じ部署で働く学校もあるようです。 ほとんどの部署では最初、指導担当の方と行動を共にし、後半には独り立ちし、覚えた仕事を実践していきます。 たった数か月間ではありますが、挨拶週間でトップに選ばれ表彰されたり、そのままその場所でアルバイトとして残る生徒もいます。実習生だからと怖気づかず、積極的に業務に取り掛かることが自分のスキルアップに繋がっていくのです。
今回はホテル専門学校の魅力や卒業後の就職に関してお話してきましたが、次回は卒業生が語る「ホテル専門学校の現場」について更新させてもらいます!ぜひ楽しみにしてください!