本日のYADO CAREER JROUNALの記事はホテル、旅館で働く事のメリットについてお話させてもらいます。
宿泊業界と聞くと馴染みのない方、「忙しいんじゃないか」と敬遠される方もいると思います。しかし一言では語れない魅力の詰まった職業であることを皆様に知って、もっと宿泊業界に興味を持ってもらえるよう、職種別にお話をさせて頂きます。
今回はフロントスタッフについてその魅力を大きく3つに分けてお伝えします。

接客におけるプロフェッショナルになれる

フロントスタッフという仕事上、一日の中で関わる人数は多くなります。その中でも様々なタイプのお客様と関わる機会は他の職業と比べても多くあるのではないでしょうか。お客様は旅行やビジネスを目的とした方が多いため、もちろん接客の質を求められます。特に「おもてなし」という面では高いレベルを求められる事でしょう。その為、宿泊業を長く勤められている方ほどより気持ちの良い「おもてなし」をしてくださいます。

またどの世代にも合わせられる対応力を身に着ける事が出来る事も出来ます。私も周りにホテルマンの友人がいますが、食事に行く際などに見られる気配りは一緒にいて気持ちの良いものです。これらを踏まえて、高い接客レベルが身につく事は間違いありません。
さらに近年では海外から多くの旅行客が訪れます。フロントスタッフとして日本人観光客同様「おもてなし」のサービスをする際に外国語能力は必須となります。施設によってはを採用する事で外国人環境客に対応する事もありますが、状況によってやはり必要になります。その為、宿泊業界で働いている方は英語、中国語、韓国語に堪能な方が多くいらっしゃいます。
上記の様にコミュニケーション能力を必要とする場面が多くあるフロントスタッフですが、近年では人見知りを直すために敢えて就職する方も増えてきたとの事です。実際沢山のお客様と関わる機会の多い職業である為、人見知りが直ったという方も多くいらっしゃいます。コミュニケーション能力全般を身に着けたい方にはオススメです。

「感謝の気持ち」を頂く事で人間的成長が図れる

フロントスタッフとは多くの接客業と同様に対面接客型のお仕事になります。直接サービスをする事で得られる評価はお客様によって差がありますが、常に公平な評価であり、自分の評価はそのままホテルの評価につながります。一流のサービスマンとなる為に日々切磋琢磨した結果良い評価を頂ける事は同時に人間的な成長を実感する事になります。サービス力の向上＝精神面の成長と唯一捉えられる職業と言っても過言ではありません。よりよいサービスを常に心がけることでリピート客になって頂く事もあります。「またこのホテルを使うね」と言って頂く事がやりがいにつながっているフロントスタッフも多くいます。また、リピート客になって頂く事で施設の売上にもつながります。その為サービス力を向上させる為の研修や勉強会を開いているホテル・旅館も多くあります。仕事の一環として鍛えられるサービス力はプライベートにおいても強い力を発揮します。前述した友人の件でも触れましたが、さりげない気配りや心遣いは一緒にいる人を幸福にしてくれます。これはホテルマンとして働く大きなメリットとなります。
多くの方に感謝して頂ける仕事である為、心を豊かにしてくれる事も特徴になります。多忙を極める仕事になりますが、それは他職でも同様の事であります。対面で直接感謝の言葉を頂いたり、口コミで良い評価を頂く事は日々の業務の中で大きな喜びとさらなる向上心につながります。それらをモチベーションとして働いている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

福利厚生について

一般的に薄給多忙であると言われがちの宿泊業ではありますが、一方で近年はそういった待遇面も改善されつつあると言われています。その理由の一つは外国人労働者の雇用や人材派遣会社との提携といった一面もありますが、2020年に備えたホテルの建設ラッシュや、外国人観光客の増加により宿泊業界全体が大変盛り上がっていることも起因しています。全室満室になった場合、満室手当を支給する施設もあるように、従来までの働き方とは大きな変化を見せています。今後さらに加速するであろう業界全体の好景気はよりよい待遇にも期待が持てます。充実した生活をしていく為に賃金や休日に関しては大変重要になります。一流のサービスマンとして腕を磨いていくだけで、プライベートが充実していなければ元も子もありません。しかしながらこの好景気の波が追い風となって一層充実したワークライフバランスを作りだすことも可能となっています。

いかがでしょうか。今回はフロントスタッフを大きく3つのメリットについてお話させて頂きましたが、実際に働いてみない事にはそれらを実感することも難しい事でしょう。また、ホテルマンとして働いてみて気付く魅力も沢山あります。
現在転職を考えている方もご一考されてみてはいかがでしょうか。