YADO CAREER JOURNAL

【職探しに悩んでる人へ】宿泊業界に向いている人の特徴

現在、宿泊業界は海外訪日客の増加に伴い、ホテルの建設ラッシュが続いています。特に東京、大阪、京都の3地域に関しては、爆発的に増えている状況です。東京都が31%増、大阪府は42%、そして京都府に限っては57%も宿泊施設が増えています。この建設ラッシュが起きている中、宿泊業界は大きな問題点に直面しています。
それが「人材不足」です。現在宿泊業で勤めている人数は約77万人といわれており、これは平成24年から大きな増加も無く、横ばいの状態です。その理由として挙げられるのは、「宿泊業界は業界内転職が多い」ということです。つまり根本的に、この人材不足を解消するには、他業界からの人材を取り込んでいく必要があります。

今回はそういった他業界で勤めている方に向けて、どのような方が宿泊業界に向いているかをいくつか紹介していきます。

ホスピタリティ精神が強い

ホスピタリティ精神はサービス業の中で一番大事にされていることです。「お客様のために何かをすることが好き」「お客様が喜んでくれることが好き」といった考えを自然と抱いている人は宿泊業界に向いているでしょう。この考えがあまりない人は、この業界で働いていくことは厳しいかと思います。
「お客様が幸せ=自分も幸せ」というように感じられる人が合うでしょう。

今後の人生において、手に職をつけたい

宿泊業界はサービス業界内において、トップレベルの接客スキルが必要とされます。その業界で働き、学ぶことができれば、どの接客業でも働けるだけのスキルを培うことができます。また、前述にもあるように宿泊業界は業界内転職が多くあります。その理由は、転職者はみな手に職をつけている方だからです。職人が新しく違う業界に挑戦することは少ないですよね?それらと同じことです。
一度、宿泊業界でスキルをつけられれば、どのホテルでも働くチャンスが生まれます。

チームプレイが好きな人

宿泊業界の業務はチームプレイで出来ています。例えばお客様がチェックインする際、ドアマンからベルボーイ、そしてフロントスタッフへと流れる様な連携プレイがあります。これは熟練されたチームプレイの一つです。お客様が宿泊する時間、全スタッフが連携し、統制されているからこそ、満足してお帰りになります。例えば、過去に複数人でプロジェクトを進めたことのある方や、体育会系の出身、誰かと何かを成し遂げたい方など、こういったチームプレイを好む人は、宿泊業界に向いているでしょう。

行動力がある人

宿泊業界の業務は、体力仕事と言われることがあります。お客様からのご要望を瞬時に判断し、最適な選択をしなければなりません。言われるまで動けない方だと、この業界には向かないでしょう。しかし、体だけを動かす仕事ではありません。お客様が求めているであろう事を考え、提供していく必要があります。宿泊業界の仕事は、常に先の行動を求められます。

記憶力が良い人

ホテル・旅館では1日に何人ものお客様が宿泊されます。一人一人のお顔を覚えられる記憶力の良い人は、宿泊業界でもその力を生かすことが出来るでしょう。お顔を記憶できれば、そのお客様の特徴や求める要望を記憶することが出来ます。その積み重ねでリピート客が生まれます。

向いている人の特徴をいくつか載せましたが、これはあくまで一例です。過去に航空業界にいた方や、アミューズメント業界にいた方など、宿泊業界は様々な人が働いています。新たな業界に転職を考えている人は多くいると思われます。しかし、職探しは簡単なものではないでしょう。なぜなら、どの業界にもメリットやデメリットが存在しているからです。みなさんにお伝えしたいことは、「デメリットではなく、メリットに目を向けてください」ということです。どの業界でも辛いことはあります。辛いことではなく、みなさんを成長させるメリットを考えてください。

世界からも注目されている日本の宿泊業界、2020年東京オリンピックを2年後に控えていることもあり、今後さらに注目度を高めていきます。転職される方や仕事をお探しの方、注目されている宿泊業界で活躍の場を見つけてみるのはいかがでしょう。一人一人の強み、経験がこの業界を盛り上げていくでしょう。そして日本のおもてなし精神を世界に届けましょう!

ページ上部へ移動