YADO CAREER JOURNAL

【今更聞けない3つのこと】組織マネージメントを知る【マネージャー編】

近年では、若い者でも実力があれば役職を着けるような会社が増えてきました。しかしながら役職者について無知のまま業務に勤しむ人も少なくありません。業務量は莫大になりますし、中々勉強する時間も取れないので仕方がないことでしょう。

月日が経てば身体で覚えていくでしょうが、早いうちに理解するに越したことはありません。今回はそういったマネージメント未経験者たちに向けて、組織マネージメントについて必要なことを3つ紹介したいと思います。

 

仕事、部下の管理が第一

そもそもマネージメントとは、下についた人たちを管理することです。具体的には部下一人一人がどういった行動をするのかを常に把握する必要があります。いわゆる「報連相」です。また目標に対し、部下の個性(考え方、性格)に合わせた正しい業務分担も仕事になります。その為役職者は部下との良好な関係性を構築する必要性があります。仕事の管理という面では、部下のメンタル面の管理もチェックしましょう。精神状態に合わせて常に適切な業務配分を行う事で、部下は必要以上の負担を感じず、仕事をすることができます。モチベーションの高い状態を常に維持できるようであれば、難易度の高い目標にも挫けずに向かっていくことができるでしょう。役職者は従来の業務に加え、常にそういった事を頭に入れた状態で仕事をしなければなりません。しかしながら何故若いうちから役職がつくかと言えば、実力があり今後の成長を期待されているからに他なりません。まず部下の管理をするという一点にのみ注力すれば、マネージメントは早々失敗しないでしょう。部下一人一人の一挙手一投足が、自分の身体と同じものという認識を持って業務に取り組みましょう。会社からは最短での結果を求められるかもしれませんが、焦らずに必要な要素を埋めていくことが重要です。

リーダーシップとマネージメントは違うもの

先ほども話したようにマネージメントは「管理」であり、リーダーシップは「主導」することです。リーダーシップに求められることは常に「変革」や「革新」であり、マネージメントと比較すると求められることは大きく違います。自分にはリーダーシップがないのに何故役職についてしまったのか、また逆にリーダーシップはあるのに役職につけないのは何故か、というような疑問や悩みを持つ人もいることでしょうが、それはお話したようにそれぞれ求められることが違うからです。もちろん、さらに上の役職を目指すうえではリーダーシップもマネージメント能力も必須になりますが、それは時間が経てば身についていくものです。役職者はまず「管理」という一点に集中する事が必要です。その途中でリーダーシップは身についていくことでしょう。これは若いうちから役職を貰える会社で働く中で、短い期間での成長が出来ることを意味しています。ネガティブにとらえる事なく、頑張っていただければと思います。

業務運用の形式化

業務運用を形式化する、ということは、一日のスケジュールをある程度固定化させ、安定した業務ペースで日々の目標を達成していく事です。これは理想的な状態ですが、常に変化を繰り返している日常の中で継続する事はとても難しい事です。ではどういった事が継続を阻まれる要因になるのかというと、例えば上司からの指示による業務の追加、または部下のクレームといったものになります。

それらを未然に防ぐことは非常に難しいですし、多忙を極めるスケジュールに空きを作っていくことも大きな負担になりかねません。その為、そういった追加の仕事にも対応が出来る様、全体のスケジュールは常に正確に把握する必要があります。現代では過度なオーバーワークに注目がいき、残業が厳しくなった結果、常に高いタイムパフォーマンスを求められるようになりました。タイムパフォーマンスを最大化するためには、余裕を持ちつつ、常に余裕を持ったスケジューリングを心がけましょう。その為にも既にお話させて頂いた部下の管理が必須になります。

 

上記3つはこれから役職者になっていく若手にとって最低限必要な要素になっていきます。

しかしこれをチャンスと思い、仕事に励む事でさらなる躍進が望めます。

努力は一朝一夕では実らないものですが、必ず芽が出る時がきます。それまで根気強く頑張っていきましょう。

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