【総支配人インタビュー Vol.2】アーバンホテル京都二条プレミアム総支配人林様 Part.3「将来編」
それでは最終回となる今回ではアーバンホテル様、そして林様ご自身の将来について伺っていこうと思います。
宿泊業界の今後について
-これからも海外の方が増え続けると言われていますが、オリンピックが関係しているのでしょうか?
私はこれには少し違う意見で、ネット等の広がりもあり日本の文化が広がっているのではないかと感じています。
その為、これからたまたまオリンピックや万博が開催されるだけで海外からのお客様は増え続けるのだろうと思いますね。
京都は特にブランドもあるので増えているでしょう。
建設ラッシュと言われることは良い事だと思いますが、宿泊施設としてなのかホテルとしてなのか、セキュリティはしっかりしていたいですね。
日本に住んでいる地域の方の為にもホテル業はしっかりしていきたいです。
昨今の就職事情と採用について
-では現在3年以内の新卒の離職率が50%と言われている問題に関してのご意見をお聞かせください。
なぜ3年以内に辞めるのかと言えば将来自分がどうなるか分からないまま働くからでしょうね。なんでもそうでしょうが、特にホテル業は自分のやる気がないと続かない職種ですから、まずはがむしゃらでも良いので目標を定める事が大事だと思います。
-なるほど、お話の中で林さんはビジネス目線が強いというお話がありました。今後の林さんについてお聞かせください。
そうですね、海外進出はアメリカのポートランドに、来年ホテルを建てる予定です。東京でも支社を作ったのでホテルを建てます。
色んなパターンのホテルを建てていきたいと考えています。
-ありがとうございます。それでは今後も採用はし続けていくと思うのですが、こういう人材を採用していきたいというプランはありますか?
やる気さえあれば大丈夫です。こういう人財っていうのが難しいですね。
面接するときに軸にするものは素直さとか本当の事を話せるかという点です。
生い立ちから人生観を聞いてうちの会社とマッチするかしないかを考えて採用します。
面接官としてはまずいでしょうが、例えば全国大会へ行ったというような実績は見ずに、人間性を見るようにしています。
-それではそういった方が入社した後の育成についての考えはありますか?
一つの目標に向かって諦めずにみんなで頑張ろうっていう気持ちを持った会社にしていきたいです。
その為には挨拶とか当たり前の事が出来るかできないかが大事です。
挨拶と掃除だけは絶対に自分もやりますし、させます。
気まずい関係性というものは必ずどこかで起こるものですからやりづらい事もありますが、それでも特に挨拶は色んな人が見ているから大事なことだと思います。
林さんご自身について
-それでは林さん自身の夢についてお聞かせください。
人生編でもお話させて頂きましたが、ベースはずっとワクワクして死んでいきたいと思っています。
苦しいこと楽しいこと、色んな事を経験して助け合いしながらワクワクしていきたいです。
今年46歳ですが、あと40年くらいでしょうかね、死ぬまで働きたい。
そういう事を考えれば、常に時間がないなと感じます。歳をとると自分の理想の動きが出来なくなっていくので、効率も悪くなりますしね。
ただまだまだ自分の楽しいというレベルは低いように感じていて、本当の意味での楽しみや喜びを感じるのには時間がかかるような気がしないでもないです。だから急いで、常にもっと楽しい事をしたいと感じています。
店舗数もそうだし、社長だけでなく従業員全員でそれぞれが充実感を持って仕事が出来るようになる環境を作るまでは頑張りたいです。
-そのくらいストイックにお仕事をされていて、幸せを感じる瞬間はあるのでしょうか。
これは難しいですね。逆に感じていないかも。常に求めている気がします。
私は経験だけで生きてきましたが、失敗しまくりでしから。笑
これからも幸せを求めていくんだろうなと思います。
逆に言えば失敗はないとも思っています。失敗も成功も全部が繋がっているものですから、
失敗と成功は一緒だと思っています。失敗しに行って成功させるというイメージを持っています。
-ありがとうございます。それではこの業界に就職したい人に対してのメッセージをお聞かせください。
ホテルは無限の楽しさがあるのでやる気のある人は是非働いてみて欲しいです。
年齢は関係なく楽しめる職種だし、いかにお客さんを楽しませられるかを考えられる人、考え抜ける人は向いています。
ただ、指示待ち人間は合いません。常に何事も追求できる人が向いています。
-アーバンに就職したい人へのメッセージ
ワクワクやドキドキを感じたい人は是非来てください!
今回は長時間ありがとうございました。大変暖かい雰囲気のある方でインタビューもだいぶ話し込んでしまいました!
京都で今一番アツいホテルの一つですので、ご興味が沸いた方が是非一度林様とお話されてみてください。