【マネージメント経験者必見】活気のある職場を作る為の3つのステップ
活気のある職場作りというのはどの業界、どの会社であっても一生付き合っていかねばならない、大きな課題なのではないでしょうか?
特に新卒では一社目の社風から受ける影響は一生涯に及びます。これから新卒採用に力を入れる会社には、今回ご紹介する3つのステップを是非取り入れて頂きたいと思います。
今回はそういった活気のある職場を作る為の3つのステップについてお話させて頂きます。
第一段階:コミュニケーションを取りやすい環境を作る
業務は大なり小なり個人に帰属する内容がある為、そもそも業務内容を常に情報共有する環境が必要です。
しかしながら、実際に実践している企業は少ないのではないでしょうか?どれだけ仕組みづくりが上手であっても、結局人と人の関わりの為、抜け漏れは必ず発生します。
では何故このような事態が起こるのか。それは特に上司部下と言った上下関係において、部下が上司に対して萎縮してしまう事が原因です。萎縮、又は遠慮のようなネガティブな発想はコミュニケーションの欠如を生み、同時にモチベーションの低下を促します。これにより、組織が組織として成り立たなくなっていく事態を招く可能性があります。
それを防ぐ方法としてまず必要なことは「おしゃべり」です。社長と部下のおしゃべり、上司と部下とのおしゃべり、同僚間のおしゃべり、業務中での些細なコミュニケーションが上記のような社内不和を取り除く可能性があります。理想的な方法は昼食や、社内イベントのような場を積極的に設ける事です。最初の内は嫌がる従業員もいるでしょうが、強制参加型でも構いません。まず、コミュニケーションの場を無理やりにでも設ける事が社内コミュニケーションを創り出します。時間が経てば自由参加型にする方が良いとは思いますが、それは社内の雰囲気が変わるタイミングでしょう。
第二段階:お互いを指摘しあえる環境を作る。
社内コミュニケーションが出来る環境が整った後に必要なことは、指摘しあえる環境を作る事にあります。確かにおしゃべりは大事な事ですが、それだけではさらなる業務改善や、ましてや正しく活気のある職場とは言えません。活気を持たせるために次に必要なことは、誰でもどんな内容に対しても指摘が出来る環境にあります。気軽に行える方法としては、匿名で発信できる意見箱のようなものの設置があります。口コミサイトのようなネット掲示板では鋭い意見が出る事もありますが、それは匿名性がある為、考えている事を素直に言葉にしやすいからです。しかしながら、これだけではお互いが疑心暗鬼になる可能性もあります。その為、自由参加型の社内会議の場を設けてみる事もオススメします。お互いの意見交換が行える環境を整えましょう。社内環境と部下からの意見を採用するような実績さえあれば、「ここは風通しの良い会社」だと従業員は認識し、より全体が高いモチベーションで業務に取り組む事が出来るでしょう。
上司が部下に対して意見を聞く、また促すような場があっても良いでしょう。上司が部下に指摘する事は良く見る光景ですが、逆に部下が上司や会社全体に意見を言える環境を作るのです。
第三段階:社員一人一人が意識高く仕事が出来る環境を作る。
社内でコミュニケーションを取れるようになり、指摘も出来るようになれば活気のある職場を作るには後一歩です。その一歩とは社員全員が会社の目標を理解する事にあります。
社員総会と言った場では、一般の従業員も耳にする事もあるでしょうが、そうではなく日常的に会社目標を把握できる環境を準備する事が、社員一人一人の志を高め、活気のある職場を生みだすことに繋がるのです。
例えば、会社には年間の目標数字が設定されており、月毎の目標まで定まっているでしょう。それを週次、日次まで落とし込み、目標に対してのアクションを明確にすることが一つの方法と言えます。また目標を設定し、アクションを明確にするだけでなく、それを朝礼のような場で発表するだけでも社内の雰囲気は引き締まります。柔らかい雰囲気の中でもこういった引き締める行為がメリハリを生み、さらなる発展につながるのです。
如何でしたでしょうか。特に近年では、はじめのステップまでは実践されている会社は見かける機会はありますが、指摘する環境作りまで実践されている会社は、意外と見かける事が少ないように思えます。常に環境を変えるために必要な事は、必要だからと踏み切れる一歩の勇気だと思います。今回の記事が、社内の雰囲気づくりに悩まれている会社の参考になれば幸いです。